一期一会と夏ゼミと。
カメラは正直だとよく言われます。
意思を持たないその機械は
ファインダーを通して見る世界の先にある
事実のみを切り取ります。
その事実に意思や情感を感じさせるのは
やはり撮影者の力量なのでしょう。
ひさびさに夏ゼミでの
撮影・編集を担当させていただきましたが
あらためてそのことを実感しました。
映像収録は編集作業をすることを
前提に行いますので
完成後のイメージを常に頭に置きながら
必要なカットを様々なバリエーションで収録して
さらにその中からいいものを選んでいきます。
また、一見何の関係もないようなカット(捨てカットといいます)
を随時、収録することで、時間の経過や、緊張感、または
その場の楽しさなどを表すことができます。
そのあたりについては
充分わかっていたつもりで臨んだのですが
いざ収録した素材のだめっぷりといったら。。。
この素材でよく私の師匠(エモーショナルデザインズ 木内氏)
はあれだけの作品にまとめていただけたなと
感謝の気持ちと申し訳ないような、恥ずかしいような。。。
それは木内氏に対してだけではなく
生徒さんや、現地の先生方に対しても同様でした。
そんな、いろいろな気持ちが入り混じった中での現場でした。
夏ゼミは2010年からの参加ですので
映像制作で関わらせていただいてから
今年で8年目となりました。
気が付けば現場のだれよりも
長く参加していましたが
同時に、誰よりもわかったつもりになっていました。
いうまでもなく
夏ゼミとは
その年、その日、その時のみに存在する事実であって
決して撮りなおすことのできないものです。
そして、その事実を
人のココロに響かせる作品に
変換していく作業も
やはり、やり直しが効かないものです。
一期一会とはよく言ったものですが
それを再度気づかせてくれた
今年の夏ゼミは自分にとって大きな財産となりました。
今年で引退かな。。。と思っていましたが
もし、
来年も呼んでもらえるのなら
リベンジしたいなと、思っています。
※今年の夏ゼミ VTR完全パケ版です。
映像はこちらから
https://drive.google.com/drive/folders/0B8zUm3RvBiAbOTdPSVJVX3VEVFU
※ブログの仕様制限でリンクが貼れませんので
上記リンクをアドレスバーにコピーして指定のドライブで
ご覧ください。
徹夜2日目の朝方。。。
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